散歩に出発。 |
けれども朝は良いお天気。
こんな冬の日は、リリーの散歩日和。
白い新雪がまぶしい。
それは、目の位置が雪面に近いんだから仕方がない。
まぶしいけれど楽しい雪の日の散歩。
リリーはだんだんと速度を上げて、散歩コースを突き進む。
それは犬のジョギング。
ガシガシ歩くわよ。 |
空は青いし、雪は白いし。
と、足を止めて振り返るリリー。
誰か呼んだ?
それはリリーの空耳。
「未生」谷川俊太郎あなたがまだこの世にいなかったころ
私もまだこの世にいなかったけれど
私たちはいっしょに嗅いだ
曇り空を稲妻が走ったときの空気の匂いを
そして知ったのだ
いつか突然私たちの出会う日がくると
この世の何の変哲もない街角で
あれ?誰か呼んだ? |
リリー的には、街角に「変哲」はあるのだけれど。
知らない犬のオシッコの臭いとか・・・・。
散歩終了。 |
もっと歩きたい! |