雪の上を歩く犬。 |
冬の新中央埠頭は、海に突き出た雪原。
一面白く雪におおわれて、しかもノートラック。
小鳥の足跡ひとつない。
まるでリリーの独壇場。
積雪深はヒトの足の踝から15センチほど上。
それでもリリーは、雪原を走り回る。
雪原の向こうは海。
視界をさえぎるものも無く、ずうっと見渡せる。
これは、リリーにとって、ちょっとした自由感。
視界が解放されて心地よいのか、時々、じっと海を見つめている。
そしてまた走り回る。
つかの間の自由。
年頭に、埠頭で犬一頭。
雪原の向こうは海。 |
それが心機一転。
いきなりの大雪原。
のような新中央埠頭。
身も心も躍動するじゃないか、とでも言っているようにはしゃぎまわる。
そして疲れて座り込む。
リリーは、今年の5月で9歳になる。
もう若くは無いのか。
まだ若いのか。
若く無くても、若くても、一瞬一瞬を楽しむことに夢中だ。
雪の積もった埠頭を走り回るリリー。
雪原に犬と婦人。 |
雪の上で小休止。 |
新年の始まりを意識しているのか、いないのか。 |
リードと遊ぶ犬。 |
雪原を走る犬。 |
歩く。 |
また走る。 |
疲れて、前足(手)のお手入れ。 |