2015/12/26

雪のなかの青草を食べる犬

雪のなかを探っている。
公園は、本格的な冬景色になった。
このあいだまで、青草が生えていたのだが、今日は白い雪の下になっている。

リリーは、雪のなかに鼻をつっこんで、青草を探す。
「フンフン」と鼻を鳴らしながら、一心に探している。
そんなにしてまで、食べなければいけないものなのか。

そんなヒトの思いは、眼中にない。
眼中にあるのは、雪の下の青草。

青草を見つけて食べる犬。
植え込みの根元に、かろうじて残っている青草を見つけて、食べ始める。
これが、うまいとかうまくないとかではない。
食べる必要があるから食べているのさ、みたいな横顔。
食いしん坊だから、なんでも口にするんじゃないのかい。

雪が降り積もって、静まり返った公園。
リリーの草を食む音だけが聞こえてくる。
季節の残り香を惜しむように、リリーはせっせと草を食べている。

公園は、すっかり冬景色。

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