By ebipon 10/22/2014
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深い闇が犬にせまっている。 |
久しぶりに、夜の散歩になった。
秋が深まり、日が短くなったのだ。
その分、宵闇の訪れが早い。
時の過ぎるのも速い。
そのことに、犬は闇のなかで気づいたのか。
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闇夜の到来に呆然とする犬。 |
散歩の途上で、呆然と立ち尽くす犬。
いや、座り尽くす・・・・・。
宵闇がリリーにせまる。
「己の時を計れ」とでも言うふうに。
って、何のこっちゃ。
リリーに時間の感覚はない・・・・。
あるのは、周囲の空間の変化。
自ら移動する空間と、光が移動する空間と。
その変化の機微が、犬にはわかる。
哲学犬リリー。
あんたは、ベルクソンか。
などと闇と戯れ。
秋の宵闇が犬にせまる。
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茫然自失。 |
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あっ、光が・・・・・。 |
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犬の朝の散歩に最適の時間帯
歩道を散歩。
リリーの朝の散歩の時間帯は、6時半から7時半ぐらいまでが理想的だ。
小学校の新学期が始まって、小さな新一年生が大きなランドセルを背に登校している姿が目立つこの頃。
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朝の7時半過ぎ… Read More
犬と少年野球
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疲れて倒れ込んでいるわけではない。
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朝の散歩時、リリーは近所の公園へ向かう。
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要するに、雑草が敷き詰められているわけであります。
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犬にも変化は必要
噴水の縁に上がった犬。
ヒトの毎日の生活には変化が必要だ。
日常生活におけるちょっとした変化は、生活を新鮮な感覚で包む。
気分転換が、生活に意欲的に向かうための原動力になる。
それは、犬の生活にとっても同様である。
朝の散歩も、毎日同じコースでは、犬も飽きてしまう。
退屈は、日常に停滞を招く。
たまに変わった散歩があってもいい。
それが犬の気持ちのリフレッシュにつながる。
犬にだって気持ち… Read More