テーブルの下に潜り込んだリリー。 |
雪藪歩きの散歩に、足が疲れてしまったのか。
なんとなくダラーッとしている。
今年の5月でリリーは9歳になる。
もう9歳犬。
それでも、散歩のときは一生懸命に歩く。
まだ8歳と8カ月の犬。
すっかりリラックスしている。 |
しばらくは、ゴロゴロ、ダラダラ。
散歩の余韻に浸っているのか。
散歩の物足りなさに脱力しているのか。
朝は雪降りだったが、今は晴れている。
雲の隙間から青空が顔を出した。
青空の下、白い雪原を思いっきり駆け回りたいと思っているのか。
そんな願望を胸に潜めて、今はゴロゴロ、ダラダラ。
これは、犬の諦念の表現さ。
とでも言いたげな目つき。
テーブルはこの家の中心と、リリーは思っているから、ときどきテーブルの下に入って、自身が中心の気分を味わう。
犬はそうなのだ。
犬がいる場所は、いつも、ヒトがいる空間の中心なのだ。
その中心が、今はテーブルの下。
朝の散歩の後、テーブルの下で一安心の犬だった。
前足をテーブルの脚にかけて。 |
目でヒトの動きを追っている。 |
なんとなくうつろな目。 |