眠り始めたリリー。 |
誰よりも真っ先に眠る。
就寝時刻は、夜の8時から9時ぐらい。
あれ静かになったな、と思っていると、部屋の隅っこで眠っているのだ。
軽い寝息が聞こえる。
しょっちゅうではないが、寝言を言ったり、手足をピクピクけいれんさせたりしながら横たわっていることもある。
どんな恐い夢を見ているのか。
ヒトには、犬の恐怖心の詳細がわからない。
リリーにも悩みがあるのだ。
こんな貧乏な家庭に飼われて不幸だわ、と思っているかもしれない。
カメラを向けると、薄目を開けた。
目はトロンとしながらも 、かろうじて焦点が合っているようだ。
が、まったく動く気配が無い。
家の者が寝室に入って横になると、しばらくしてから、リリーも寝室にやってくる。
眠る場所を確認するように、くるくる回ってから、ドサリと横たわる。
体重の重い犬だから、横たわるときの音も大きい。
後は朝まで熟睡らしい。
朝になって、家の者が起き出しても、まだ大きな体を投げ出して眠っている。
早寝遅起きの犬なのだ。
家の者よりも先に寝る犬は、家の者よりも遅く起きる。
大型犬って、みんなこうなのだろうか?
カメラの気配に様子をうかがっている。 |
ピクリとも動かない。 |