小雪の混じった青草を食べる犬。 |
公園の中に、まだ青草が一面に残っている場所がある。
そこへ、リリーはスタスタと向かい。
頭を下げて、草を食べ始めた。
雪片のついた青草は格別なのか、ムシャムシャと食べ続けている。
勢いよくムシャムシャと食べている。 |
久しぶりな雪の味を楽しんでいるのか。
しかし、雪の味は、空気中の微少な埃の味。
リリーが思っているほどロマンチックなものではない。
まあ、埃の味ではあっても、思い出の味に違いないのだけれど。
なかなかやめない。 |
リリーという名の、犬のコンテンツ。
The contents of the dog named Lily
小雪の混じった青草を食べる犬。 |
勢いよくムシャムシャと食べている。 |
なかなかやめない。 |