2015/01/07

冷え込んだ朝の犬

凍てついた地面に顔をこすりつけるリリー。
日本付近は冬型の気圧配置が強まっていて、北日本では8日にかけて猛吹雪のおそれがあるという天気予報。

いよいよ青森は、厳冬期に入り始めた。
今朝の冷え込みは、この冬一番。
外の空気は身も凍るほど、と言ったら大げさか。

今朝降った雪の匂いを嗅ぐ犬。
犬を散歩に連れ出すヒトは、いつもより厚着して外へ出る。
暖房がきいている家の中では薄着。
外は、外の寒さに合わせて重ね着する。
これがヒトのスタイルなのだが。

リリーは、暖かい家の中も酷寒の外も、自前の毛皮の一張羅。
それで、平気なのか。
いったい、どうやって温度調節をしているのだろう?
足取りも軽快に、どんどん歩いている。
犬は汗をかかないので、暑い夏は、口を開けて「ハァハァ」と呼吸することで、体温を調節している。
暑い環境での体温調節は苦手な生き物であるらしい。

それでは、冬場の体温調節は得意なのか。

犬はどちらかというと、暑さよりは、寒さに対する適応力が優れているという。
でも、寒いのがまったく平気か、というとそうでもないらしい。
犬種にもよるが、犬も寒いのである。

大型犬は寒さに強い。
小型の室内犬は寒がり。
という話もある。
寒さに対する適応力は、生活スタイルによっても差が出てくる。
年老いた外飼いの犬が、冷え込んだ夜に凍死した、という話もある。
年齢や、持病の有る無しでも、、寒さに対する適応力が違ってくるのはヒトと一緒。

南極に置き去りにされて生き延びた樺太犬のタロとジロは別格。
生存の真相にはいくつかの謎があるという。

それはさておき。
リリーも、今朝の散歩は寒かったに違いない。
ただ、散歩に出かける嬉しさが、寒さストレスよりも強かったのだろう。
ということは、冬場、犬は気分で体温調節をする。
若い犬なら、それもあるかもしれない。

果敢に寒さの中へ飛び込む健気さ。
その健気さは、老犬では、寿命を縮めることにつながる。

りりーもそろそろ老犬の域に入る。
厳冬期散歩時の寒さ対策も考えなければなるまい。

とはいえ、冬場は、外の寒さに身をさらしている時間は少ない。
30~40分の散歩が朝夕あわせて2回。
外の冷刺激が、家の暖房に浸かりすぎたリリーの肉体に良い結果をもたらすと良いのだが・・・。
寒さは、まったく気にならない様子なのだが・・・・。
空を見ている。
あたりの様子をじっと見ている。
また、空を見ている。