2007/12/10

犬の避妊手術


術後の痛み

3日前の、動物病院を退院したばかりのときほどでは無いが、避妊手術の術後の痛みがまだ続いている。

時々発生するらしい鋭い痛みに飛び跳ねて、床の上をクルクルまわって訝しがり、そこから別の場所に移動する。

何かに刺されたのかな、何かに噛まれたのかな、と思っているようなそぶりだ。

べったりと体を床に伏せて、下あごを床の上にあずけ、渋い表情で休む。


時々顔を上げて、あたりをキョロキョロ。
時々、目だけがあたりをキョロキョロ。
自分の体の異変は、どこからかやってくる姿の見えない外敵によるものではないだろか、とあたりの様子を伺っているようだ。

手術直後は、これが頻繁にあった。
気の毒なことに、突然の痛みにバネ仕掛けのようにピョンピョン飛び起き、跳ねた。
今日は、その回数が減って、だんだんと良くなっているらしい。
上の写真は、痛みと痛みの間のつかの間の休息の顔。
「もう、うんざりよ」てな感じだ。

犬を飼うということは、犬の内蔵器官を奪うこと。
飼われ始めた犬は鎖に繋がれて犬的自由を奪われ、何ヶ月か過ぎた雌犬は生殖器官を切り取られ、ヒトの都合に合わせてどんどん替えられて、そうしてやっと共存出来る。
ヒトと共に生きる、ヒトの「友達」になる。
管理の行き届いた犬になる。

昔はどうだったんだろか。
自由な犬が自由な人間の良き友であったらしい大昔は・・・・・・

それを知る犬はいない。
それを確かなこととして知るヒトもいない・・・・・・・