2007/12/03

犬の寝顔


雪山でのハードなお散歩から帰って、ソファーの上でぐっすり寝込んでいるリリー。

ピクリともしないときがあって、死んでいるんじゃないだろかと触ってみると薄目を開けるが、またすぐに眠り込んでしまう。

寝顔には、まだ生まれたての頃の幼い面影が残っている。

ちょっと笑っている顔のようにも見える。
楽しい夢でも見ているのだろうか。

時々、寝ながら吠えたり唸ったり。

こんな様子を見ると、犬は夢を見る動物なんだと思ってしまう。
この頭の中で、リリーはどんな映像を見ているのか・・・・・・・
 
雪の上におすわりしている6ヶ月の子犬。
出発前の、ちょっと神経質そうな顔つき。
まだ6ヶ月とちょっとの子犬には見えない老成した顔だ。

動き出すと、とたんにはしゃぎ回る姿は、まだほんの子犬。
疲れるなんてことを考えずに全力で遊ぶから、家にもどって落ち着くと、死んだように眠るのだろう。
犬の寝顔は、可愛いものだが不思議なものでもある。
前足で腕枕しているように眠っている姿には、懐かしい人の面影がある。
誰だったろうと思いを巡らしても、リリー以外の何者でもない。
でも、誰かに似ている・・・。