雪山でのハードなお散歩から帰って、ソファーの上でぐっすり寝込んでいるリリー。
ピクリともしないときがあって、死んでいるんじゃないだろかと触ってみると薄目を開けるが、またすぐに眠り込んでしまう。
寝顔には、まだ生まれたての頃の幼い面影が残っている。
ちょっと笑っている顔のようにも見える。
楽しい夢でも見ているのだろうか。
時々、寝ながら吠えたり唸ったり。
こんな様子を見ると、犬は夢を見る動物なんだと思ってしまう。
この頭の中で、リリーはどんな映像を見ているのか・・・・・・・
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雪の上におすわりしている6ヶ月の子犬。 |
まだ6ヶ月とちょっとの子犬には見えない老成した顔だ。
動き出すと、とたんにはしゃぎ回る姿は、まだほんの子犬。
疲れるなんてことを考えずに全力で遊ぶから、家にもどって落ち着くと、死んだように眠るのだろう。
犬の寝顔は、可愛いものだが不思議なものでもある。
前足で腕枕しているように眠っている姿には、懐かしい人の面影がある。
誰だったろうと思いを巡らしても、リリー以外の何者でもない。
でも、誰かに似ている・・・。