残雪の山が楽しくて笑顔の犬。
リリーは、残雪の山で遊ぶ時がいちばん楽しそうである。
顔の表情にそれが出ている。
口角が上がって、目を細める。
リリーの気分最高!という笑顔。
多くの犬のなかでも、リリーは顔の表情が豊かな犬だと思う。
そのときどきの気分で、いろいろな顔つきをする。
だがヒトは、その表情の全てを読み取ってはいない。
犬も別に、子細な感情の変化をヒトに伝えようとは思っていないだろう。
でもリリーは、山へ来てうれしいときは、目いっぱいうれしい顔になる。
まるで、自身の気分の高揚を、目いっぱいヒトに伝えようとしているみたいである。
こういうとき私は、犬との一体感を受け止めている。
犬が楽しいとき、私も楽しい。
私が楽しいとき、犬も楽しい。
犬とヒトとの最良の関係。
その関係を支えているのが、山と言う自然。
自然の中で、ヒトの気持ちと犬の気持ちがひとつになる。
それが良くて、残雪の山へリリーを連れてくるのだ。
残雪の感触を踏みしめて歩く。 |
ゴールデンウィークまでもつかどうかと言われていたが、なんとかもったようだ。
それで、リリーが楽しみにしている残雪の山遊びも実現できた。
今月の11日で、リリーは9歳になる。
生まれて初めての残雪では、無我夢中で遊びまわっていた子犬も、今ではだいぶ落ち着いて遊ぶようになった。
はしゃぐときははしゃぐが、ゆったりと山を楽しんでいる様子。
もう9歳。
あと何年かしたら、リリーは山では遊べない年齢に達する。
老犬の体力に限界がくる。
そのときまで、遊べるうちは精一杯遊ばせたい。
残雪の山で楽しそうに遊ぶ犬。
それを眺めるのが、犬と一緒に暮らしている私の楽しみだ。
生まれて初めての残雪では、無我夢中で遊びまわっていた子犬も、今ではだいぶ落ち着いて遊ぶようになった。
はしゃぐときははしゃぐが、ゆったりと山を楽しんでいる様子。
もう9歳。
あと何年かしたら、リリーは山では遊べない年齢に達する。
老犬の体力に限界がくる。
そのときまで、遊べるうちは精一杯遊ばせたい。
残雪の山で楽しそうに遊ぶ犬。
それを眺めるのが、犬と一緒に暮らしている私の楽しみだ。