人間の枕に頭をのせてくつろぐ犬

2017/06/27

環境

枕で快適お昼寝。
リリーが退屈そうに寝転んでいたので、そばに座って、ちょっと背中をなでてやった。
そうしたら、あぐらをかいている私の膝の上へ、リリーがコロッと頭をのせた。
あいかわらずの甘え上手。
だが私も、いつまでも動かずにいるわけにはいかない。
私の膝枕の代わりに、押し入れから寝具の枕を出した。
それをリリーの頭の下に差し込んだら、嫌がる風でもない。
そのまま体を動かさずに、枕に大きな頭を沈めた。

そういえば以前、似たような光景を見たことがある。
家の外の小屋につないでいたとき、リリーは玄関タイルの段差を枕にしたりブロックにあご枕をしたりしていたのだった。
また家の中では、仕事場の机の足を枕にして、くつろいでいたこともあった。

腕をノビノビ伸ばして。
犬もたまには枕をする。
だが、ヒトの寝具の枕をすると骨伝導が伝わりにくい。
ブロックや玄関タイルや、金属の机の足なら、骨伝導を感知できる。

犬は寝るときに、アゴを地面や床につけて、アゴの骨に伝わってくる微妙な振動を感じ取っている。
骨に響いてくる「伝導」で、周囲の情報を得ているのだ。
伏せの体勢で寝ているから、緊急時にはすぐに起き上がることができる。
やや警戒心が薄れて、横になって寝ているときもある。
それでも頭蓋骨を通して「骨伝導」を感じることができる。

横になって、頭の下に柔らかいヒトの枕をしたらどうだろう。
犬の「骨伝導」の感度が鈍ってしまうに違いない。
振動に敏感な臆病な犬ほど、そういう状態は耐えられないはず。
リリーも飼い主同様、かなりの臆病な犬なのだ。

飼い主がそばにいたので、リリーも警戒心を解いて、安心して柔らかい枕でくつろいでいたのだろう。
それもつかの間。
私がちょっとその場から離れて、また戻ってくると、枕は空になっていた。
はて、リリーはどこへ。

犬としての警戒心を解いたことを反省したのか、リリーは階段の下で伏せ寝して、アゴを床につけていた。
やはりヒトの枕は、良さそうに思えても犬には適さない。
犬の本能が、それを許さない。

口角があがっている。
階段の下へ移動して、伏せ寝しているリリー。

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