狭い場所で横になって、眠りながら運動する犬

狭い場所で休んでいるリリー。
リリーが静かだなと思ったら、仕事場の作業台の下で横になっていた。
この頃は、夜になると静かに休んでいることが多い。
家族の目に入る場所にいることがほとんどなのだが、今夜は作業台の陰が居心地が良いみたいだ。

狭い場所に潜り込んで、ひとりでくつろいでいる。
寂しがりやの犬だが、いつもヒトとべったりというわけではない。
たまにはヒトから離れて、物思いにふけりたいというところだろうか。

目を開けて、物思い顔。
半目を開けて、じっと横になっている。
こういうときはたいてい、うつらうつらしていることが多い。
リリーの顔にそっと近づいてみると、かすかな寝息。

ときどき、鼻のあたりをピクピクさせたり、手足をプルプルさせたり、まばたきしたり。
でも、眠っているのだ。
たぶん、浅い眠りのなかで夢をみているのでしょう。
口もとをピクピク動かしているのは、オヤツを食べている夢か。
手足をプルプル動かしているのは、散歩をしている夢か。

今日はお腹の調子が悪そうだったから、あまりオヤツを食べさせていない。
夕方は雨降りだったから、散歩も短めだった。

いつもより足りない部分を、夢で取り返そうとしているのか、よく動く。
しばらくしたら、手足を伸ばして深い溜め息。

手足を伸ばすとき、背中をダンボール箱に押し付けて、手足は別のダンボール箱に押し付けている。

ああそうか、手足を伸ばしているのではなかった。
狭い場所で、あっちこっちで体で突っ張って、筋肉を縮めて力を出しているのだ。
犬のアイソメトリックトレーニング。
そのための狭い場所なのだな。
そうやって、不足分の運動をしているのかもしれないなあ。

けっこう甘えん坊だが、リリーは自分のことは自分でやる犬なのだ。
ひとしきり突っ張り運動をしてから、また深い溜め息。
静かになったと思ったら、イビキと寝言。
どうやら、本格的に眠りだしたようだ。

欲求不満解消の場が、今日のリリーの寝床なのか。

背中をダンボール箱に押し付けている。

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