朝の散歩から帰って、疲れた表情で腹ばいになる犬

さっそうと散歩するリリー。
朝の散歩はスタスタ歩きだったリリー。
家に帰り着くと、玄関前の駐車場のコンクリートにしゃがみこんで、腹ばいに。
両手を投げ出して、お手上げ状態。

リリーは今日で、10歳と36日。
まだまだ元気なくせに、「もう、わたしは老人よ~。」てな顔つきである。

散歩から帰ったら、玄関の前でお手上げ状態。
津軽地方の方言で、腹ばいになることを「のだばる」と言う。
上の写真のリリーは、「もう、のだばってしまった。」という状態。
「のだばる」は「くたばる」を連想させる言葉だが、「くたばる」には10年早い。

リリーには、リリーなりの散歩のイメージがある。
今日は、イメージ通りの散歩ができなかったのか。
高齢による体力低下で、思い通り体が動かなかったのか。
目を閉じて腹ばいになっているポーズは、自分自身にたいする不満のポーズかもしれない。

犬にとって、散歩は仕事なのかスポーツなのか。
あちこち匂いを嗅いで情報収集し、ジョギング感覚でスタスタ歩き回る。
いや、散歩は仕事やスポーツなんかじゃない。
散歩はイメージさ。
とでも言いたげな瞑想ポーズ。

頭が痛いとか、腹が痛いとか、足を怪我したとか、そういうときは、リリーはじっと私の顔を見る。
私の顔を見て、苦痛を訴える。
腹ばいになっているリリーの表情は、どこか痛そうな表情である。

でもそれは、肉体的な苦痛ではなくて、犬の精神的な何か。
おそらく満たされないイメージ。
その不満で、リリーは顔をしかめて腹ばいになっているのだろう。
目を閉じても、自分の無力さがボンヤリと白く浮いている。
リリーは、ますます強く目を閉じる。
かすかな唸り声。
まるでお年寄があげているお経のようだ。

それでも時がたって、オヤツを食べれば不満解消さ。

脚も投げ出しての腹ばい。

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