2008/06/08

犬と一緒に、山へハイキング

Hike to the mountain

  There is nothing to do

ハイキング大好き


リリーの視界を遮るために道路の側の鉄冊にヨシズを張った。
夏の雰囲気満点。

提灯を下げたら、ビアガーデンができるなあと、飲み助猿はよろこんでいるが、リリーは不満だ。

世間が狭くなったのが気に入らないらしい。

リリーの「世間」とは?
それはリリーにとって「快」なヒト達と「不快」なヒト達の群れが、渦を成しているような状態なんだね、たぶん。
そのヘンテコな渦のセンターは、もちろんリリーさ。
あくまでもリリー中心なのね。

リリーは、その「不快」なヒト達に向かって、うっぷんばらしに吠える(罵声を浴びせる)ことで、渦のセンターである己自身の中へ「快」を取り込んでいるみたいなのだ。

リリーの「快エリア」がヨシズのせいで狭まってしまったことになる。
ちなみに「不快」なヒト達とは、
リリーを無視するヒト、
リリーに冷たい視線を浴びせるヒト、
リリーをイジめるヒト。

これはあくまでもリリー中心の基準らしいので、その適合性については、ヒトにはちょっと理解できないところがあるのだが・・・・


だから、ヨシズ張りは目的通り。
そういうリリー中心の世間を狭めようという猿知恵なのだ。
歩道を通る人(たぶん理解不能なリリー的不快なヒト)にすごい剣幕で吠えかかるので、その防止のためのヨシズ張りなのだが、残念なことにあまり効果はない。

こどもの話し声が聞こえると、顔をあげて身構える。
こどもの影がヨシズから透けて見えると、とたんに吠える。
あいだにヨシズがあるので、それがクッションとなって、小さいこどものビックリ度が下がると良いのだが。

  There is nothing to do


There is nothing to do


There is nothing to do.I gradually felt blue.

という訳で、山へハイキング。
時は、お昼。
お天気は晴れ。

  Possibly I may feel happy.

山が近づくにつれて、顔がイキイキとしてきたリリー。
遠くを眺める目が輝いている。
気分の高揚とともに、鼓動もちょっと早くなる。

  It is noisy! monkey man


Yoo-hoo! I am happy.


Yoo-hoo! I am happy.



まったく、リリーは水遊びが好きだ。
ハイキングに行く場所に、水場があると無いとでは、リリーの運動量が違う。

ヒトが風呂に入るように、水の中にしゃがみ込んでじっとしたり、
浅瀬を駆け回ったり、
深いところでは泳ぎ回ったり、
大はしゃぎの大わらわで大満足。

これまでのハイキングで、リリーが水で遊んだ(泳いだ)場所(水の状態)は下記の通り。
 
 ●夏の清流
 ●夏の海
 ●秋の長雨の後の山道の深い水たまり(泥水)
 ●春の雪解け水の濁流

どこでも、どんな状態でも、リリーは平気で、水で遊んでしまうハイキング犬なのだ。

枝沢に沿って森の奥へ散策に入ったら、ミズとフキがあったので少々いただいた。
背の高いフキの葉裏にはダニがいる。
そういうところを何度も通ったので、リリーにダニがいっぱいとりついた。

帰宅してからシャワーでシャンプー。
そのあと、ダニ除けスプレーをかけてダニ退治。

一通りメンテナンスが終わって、開放されたら、リリーはバタンキュー。
まだ小さい子犬のような顔をして、
小さい頃そうしたように薄目をあけて、ぐっすり眠り込んだ。