元気いっぱい。 |
飼主がアウトドア大好き人間だから、これはベストマッチ。
でも、アウトドアは自然の宝庫であるとともに、犬の天敵のダニ(マダニ)の宝庫。
先週の川遊びでは、川に降りる途中の草ヤブで、ダニにとりつかれてしまったリリーだった。
帰宅して50匹前後のダニ処理に手を焼いた。
沢の水にはいって納涼。 |
愛犬がこれで幸せなら、少々のダニ被害は仕方がないと思えてくる。
それなら、アウトドアで思い切り遊ばせて、そのあとのダニ被害をできるだけ少なくするよう工夫すれば良いというのが私の考え。
リリーは長毛犬なので、ダニに取りつかれやすい。
以前は、愛犬のダニ対策に天然青森ヒバ油を使っていた。
この天然青森ヒバ油よりも、ハッカ油の方が、ダニに対する忌避効果が優れていることが「実験」でわかった。
リリーに取りついたダニを捕獲して、ヒバ油スプレーとハッカ油スプレーの忌避効果を目視で比較したら、ヒバ油以上にハッカ油を特別嫌っている「そぶり」が観察できたからだ。
沢を歩くのが楽しいアウトドア犬。 |
- スプレー容器(ポリプロピレン製)に精製水(推奨)または水道水を半分ぐらいまで入れる。
- その中に無水エタノール10mlを注入し、ハッカ油を30~50滴垂らして良く混ぜる。
- そののち、全体の量がスプレー容器の容量の90パーセントぐらいになるまで、精製水(推奨)または水道水を容器に追加する。
- 散歩の前に、良く振って愛犬にスプレー。
ハッカ油の濃度は、効果を見極めて決めることが肝心。
愛犬が不快な様子をみせるほどの濃さは逆効果。
水が冷たくて気持ちいい! |
しかし、残念ながら、ハッカ油スプレーでノミやダニを完全に予防したり駆除したりできるわけではない。
これはあくまでも、私流のやりかた。
専門の獣医師は「フロントラインプラス」という薬剤の使用を薦めているとのこと。
強い薬は、副作用が懸念されるので、私としてはあまり使いたくない。
さて、ここからが本題。
野外で遊ぶ愛犬の私流ダニ対策。
- 山へハイキングに出かけるときは、フィールド駐車場に到着後、クルマから降ろした時点で愛犬にハッカ油スプレー。
- 愛犬が野山を駆け回り、沢で水遊びを堪能し、ハイキング終了。
- 駐車場にもどり、愛犬をクルマにのせる前に丹念にスプレー。
- ハッカ油スプレーでダニを脱力させ、その後、丹念にブラッシングして、毛の中に侵入したダニを梳き落とす。
- 自宅に着いて、愛犬をクルマから降ろして、また丹念にスプレー。
- その後、風呂場で丹念にシャンプーとシャワー。
- ハッカ油スプレーで脱力したダニを、シャンプーとシャワーで洗い落とすという作戦。
- ドライヤーで毛を完全に乾かす。
これで終了。
これだけしても、完全にダニを駆除できるわけではない。
ハッカ油スプレーを免れ、シャンプーとシャワーに耐えて、愛犬の毛にしがみ付くダニ。
ハッカ油スプレーを免れ、シャンプーとシャワーに耐えて、愛犬の毛にしがみ付くダニ。
そのダニは、体毛を這い伝って、主に犬の頭部にやってくる。
ドライヤーでの乾燥後は、愛犬をしっかり観察し、這い出てきたダニを捕まえて処分する。
これの繰り返し。
私自身は、まどろっこしいようなこのやり方に満足している。
野山で愛犬と遊ぶのと同様に、そうやって愛犬と接している時間もまた、悪くは無い。
「フロントラインプラス」のような強い薬を使うのは効率的であるかもしれないが・・・・・。
私はナチュラル感のあるハッカ油スプレーと手間をかける方を選びたい。
市販のハッカ油のほとんどは、人工的に合成して作られたものだが、天然もの同様無害とのこと。
ハッカ油スプレーと手間仕事。
これが、野外で遊ぶ犬の、私流ダニ対策。
岩場も良いぜ。 |
温泉気分。 |
あれ、イワナが泳いでる。 |
沢風がさわやか。 |
きれいな水の中にいつまでも入っていたい。 |