散歩が待ち遠しくて外ばかり眺めている犬

散歩はまだぁ、と待ちくたびれた様子。
夕方近く、リリーは散歩に出たくてうずうずしている。
が、散歩人は用事がまだ片付かなくて、散歩はオアズケ状態。
リリーは明るいうちに散歩に出たいのだ。

満9歳のリリーは、あたりが暗いと物が見えにくくなっているのか、夜の散歩は乗り気ではない。
若い頃は、昼夜に関してあまり気にしてない様子だったが。
行動スタイルで犬の老いを感じてしまう。
ま、それはヒトもだけどね。

ときどき様子をうかがうように振り向く。
ときどき、網戸のアルミ枠を前足の爪でカリカリする。
早く早くと催促しているのだ。
カリカリしながら後ろを振り向く。
散歩人は、のんきな様子で写真を撮っている。
「撮ってないで、早くしてね」と物言いたげなリリーの目。

その目も、心なしか黒目が白っぽくなってきたような。
白内障も出てきているのか。
雪山で遊ばせたりして、紫外線の影響で目も弱っているのかもしれない。
犬は姿勢が低いから、雪面の照り返しで目を傷めやすいのだろう。
犬が喜ぶからと言って、雪山散歩も考えものだ。

リリーは後頭を見せながら、外の景色を眺めている。
自動車の動きを目で追う。
大丈夫さ、まだ9歳だもの。
まだ9歳なのか、もう9歳なのか。
リリーには時間の概念は無い。
ただ物質の変化だけがリリーの行動の基準。
リリー自身も、物質として変化しているのだが・・・。

ああ早く外に出たいなという顔。

散歩人の様子をうかがっている。

哀愁の後ろ頭。

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