2007/11/20

街に積雪



街に5〜7センチの初積雪があった。

雪を見るのが初めてのリリーは、匂いをかいだり、食べてみたり、鼻先を雪の中にもぐらせてみたりの大忙し。

散歩に連れて行くと、公園の雪の原を縦横無尽に走ったり、跳んだり。

この興奮状態はしばらく醒めないだろう。

遊び飽きると、雪の上で居眠りしたりしている。

平気なのだ。
この時期、ジャンパーやコートを着せられた犬たちをちょくちょく見るようになったが、リリーの毛皮の高性能さに勝るものはない。

そういえば毛並みが北極のシロクマに似ている。


シロクマに触ったことは無いが、なんとなくリリーはシロクマっぽい。
シロクマは厳冬の北極海に潜ったりしているらしい。

リリーも、この辺の川なら凍っていても泳ぐかもしれない・・・・・
海ならまだ水温が高いほうだから、きっと大丈夫だ・・・・・

雪が降ってから、無駄吠えが一段とひどくなった。
ヒトからすれば、無駄吠えだが、ワンちゃんにはそれなりの意味があるんだろう。
我々が感じる自然と、犬が感じる自然では、その感じ方に違いがあるのは当然。
目線が違う。
大地との接し方は、犬の方が濃密だ。
空の変化で、大地の有り様も変わってくる。

雪によって、リリーのある部分が覚醒する。
覚醒したリリーに向かって、飼い犬のリリーが吠える。
「自我」を求めて、
「おまえはどこにいる、どこにいるのだ」と吠える。
「ここにいるじゃないか」と雪が降る。