2007/09/19

犬種


リリーの犬種は、ゴールデン・リトリバーとグレート・ピレニーズのミックスということだ。

前者が母で後者が父であったらしい。

家に来た時は、満1ヶ月だったから、ほとんど親犬の躾けを受けていない。

だから、気にくわないことがあると、とたんにわがままになる。

「犬相」がおだやかで無くなる。
目つきがきつくなって、ちょっと攻撃的になる。

このまま、超大型犬に育ったら、どうなることやら。
服従訓練が必須らしいが、家の者の誰も、そんな知識を持っていない。
勉強もしていない。
皆仕事に忙しくて、せいぜい散歩させるのがやっとの事だ。

この無責任状態は、犬を飼うということに対しての認識の甘さからきていると思う。
皆、愛玩物と勘違いしている。

私は、そんなに犬好きでは無い。
犬を飼った経験も、無いに等しい。
家に犬がくるようになって、ほっとけないから、それなりに面倒をみているだけなのだ。

ま、面倒をみるうちに、可愛いものだと感じ始めているのは、本当のことなのだが。

リリーは、犬という生き方を追求する「個性」なのだが、同時に、人間の家で生活している「共同生活者」でもある。

犬という生き方を追求する「個性」と、人間のパートナーとしての「共同生活者」は両立できるものなのだろうか。
テレビドラマの愛犬の世界は、あれは幻想なのではないかなと感じているこの頃だ。

リリーの苛立ちはつのるばかりかも知れない。