2007/09/25

犬の本能かな?


クルマに乗るのを嫌がるワンちゃんもいるらしいが、リリーは平気だ。

長時間クルマに乗っていても決して酔わない。

でこぼこの山道に揺られても、ゲーゲー吐いたりしない。

目的地に到着するとケロッとして、尾を振りながらクルマから降りてくる。
 
クルマで移動できるから、リリーはいろんな世界を体験する。

その度に、精神的に成長する・・・・・・・してるかな?
その度に体力はつくみたいだけど。

山へも登る。
海でも泳ぐ。
川も、岩を跳んだり、泳いだり。
アウトドア犬としては、ずいぶん成長している。

泳ぎはじめは、この夏のこと。
たぶん泳げるだろうと海へ連れて行ったら、予想以上に達者に泳いだ。
私が、胸の辺りまで水につかる深さのところへ歩いて行って、リリーを呼ぶと、泳いで来たのだ。
始めての海なのに、泳げることが当たり前のような顔をして、頭を上げて、水を前脚で漕いで進んでくる。
泳いでいるリリーの目に不安の色は無い。

本能が、できると察知すれば、何でもしてしまうみたいだ。
1メートルぐらいの高さのところからは、まだ飛び降りない。
それは、まだ子犬で骨格が仕上がっていないから、出来ないことだと、本能として自覚しているからなのだろう。

山で、知らない人に尾を振って、ついて行ってしまう。
これも本能か。
人なつっこい本能。
これも身を守るための本能なのだろうか。
飼い主としては、困った本能だ。

未体験のことでも、やり遂げてしまう本能と、未知の人間にも愛想を振りまく本能。

ちょっと挨拶をして、また私たちのところへ戻ってくるのか。
それとも、裕福そうな未知のおじさんにそのままついて行ってしまうのか、飼い主としての本能は、どうも後者の方だと警告を発している。

だから、嫌がるリリーを捕縛し、おじさんが何事も無く通り過ぎるのを睨み据えて、じっと待つだけ。

この飼い主の本能を、犬の本能が察してくれれば、トラブルは無いのだが・・・