2014/03/21

春の大雪の日を散歩する犬

散歩に出発。
 夕べから今朝にかけて、20センチほど雪が降った。

春の大雪。

また「南岸低気圧」のせい。

それでもリリーは元気に散歩に出かける。

今日の散歩は、並の散歩ではない。

「春の大雪の日」を散歩しているのだ。

ちょいとー、わかる? 相対性理論かもね?


「春の大雪の日」という時空間を散歩しているのよ。

今日の散歩コースは、大雪のせいで歪められた時空ね。

って、なんのこっちゃ。

こんなに重い雪が空からザンザカ降ってくるのよ。

地上が空に向かって盛り上がって、時空が歪んであたりまえよ!

今日のリリーは妙に興奮気味。


なにせ、今朝の未明に、この街に大雪警報が出たのだから。

朝の散歩にもリキとリクツが入るわけよ。

リリーの好みはリ音。


大雪だろうがなんだろうが、雪の上はダニがいないから好きよ。

「春の大雪の日」はリリー的には、散歩快楽の日なのだ。

この水っぽい雪は、冬の雪ほどリリーの長毛に絡んでこない。

だから、雪薮こぎも快適。

水っぽい雪の中に鼻を突っ込んで匂いを嗅ぐと、空の水の匂いがして、とてもシュールね。

一面の雪の白さに、ヒトはただ震えるばかりだが。

やっぱり時空が歪んでいる、と犬は感じている、かもしれない。

リリーは街を歩きながら、「春の大雪の日」を散歩している。

公園の山を登る。

辺りを見回す。

リードが邪魔ね。

ちょっと、無理に引っ張らないでね。

雪の中の匂いを探る。

雪の上で首カイカイ。

休憩。

山の上から雪景色を見物。

公園の雪の回廊が雪に埋まってしまった。

カメラを向けると得意の大あくび。

この辺も匂うわね。