散歩に出発。 |
春の大雪。
また「南岸低気圧」のせい。
それでもリリーは元気に散歩に出かける。
今日の散歩は、並の散歩ではない。
「春の大雪の日」を散歩しているのだ。
ちょいとー、わかる? 相対性理論かもね?
「春の大雪の日」という時空間を散歩しているのよ。
今日の散歩コースは、大雪のせいで歪められた時空ね。
って、なんのこっちゃ。
こんなに重い雪が空からザンザカ降ってくるのよ。
地上が空に向かって盛り上がって、時空が歪んであたりまえよ!
今日のリリーは妙に興奮気味。
なにせ、今朝の未明に、この街に大雪警報が出たのだから。
朝の散歩にもリキとリクツが入るわけよ。
リリーの好みはリ音。
大雪だろうがなんだろうが、雪の上はダニがいないから好きよ。
「春の大雪の日」はリリー的には、散歩快楽の日なのだ。
この水っぽい雪は、冬の雪ほどリリーの長毛に絡んでこない。
だから、雪薮こぎも快適。
水っぽい雪の中に鼻を突っ込んで匂いを嗅ぐと、空の水の匂いがして、とてもシュールね。
一面の雪の白さに、ヒトはただ震えるばかりだが。
やっぱり時空が歪んでいる、と犬は感じている、かもしれない。
リリーは街を歩きながら、「春の大雪の日」を散歩している。
公園の山を登る。 |
辺りを見回す。 |
リードが邪魔ね。 |
ちょっと、無理に引っ張らないでね。 |
雪の中の匂いを探る。 |
雪の上で首カイカイ。 |
休憩。 |
山の上から雪景色を見物。 |
公園の雪の回廊が雪に埋まってしまった。 |
カメラを向けると得意の大あくび。 |
この辺も匂うわね。 |