雪原を走る犬。 |
下湯ダムの下の川岸で遊んだ。
両側を山に挟まれた広い谷間。
川岸も広い。
ちょっとした雪原になっている。
山へ来るとリリーの顔つきが変わる。
目が輝き、生き生きとした顔になる。
そして、始終うれしそうに走り回る。
犬本来の世界を取り戻したようなリリーの様子。
こうでなくちゃいけない、とヒトは思う。
こうでなくちゃね、と犬は走る。
ヒトはヒトらしく活動しているときが幸せ。
犬の幸せだって、そうさ。
犬らしく動き回っているときが、犬は幸せ。
野を自由に走り回って、犬の生を満喫している。
命を燃やしている。
この遠出をもっと増やせればいいのだが・・・。
犬の事情とヒトの事情がすれ違ったり遠ざかったり衝突したり。
そうしている間に、犬もヒトもどんどん歳をとっていく。
初めての場所で、何かを探している。 |
雪融けの川の流れを見る犬。 |
川岸から上がって。 |
残雪の上で微笑む。 |
周囲を眺めて楽しむ。 |