散歩の途中、緑の草むらで小休止する犬

2016/05/18

散歩

草むらに座り込んでしまった。
このごろの青森市は、初夏と言ってもいいほどの暑さになってきた。
リリーの苦手な夏が、すぐそこまで来ている。
そのことを察しているのか、さえないリリーの顔つき。

散歩の途中の公園で座り込んでしまった。
緑の芝生の冷たさが気持ちいいのか、しばらく動かない。
顔をあちこちに向けて、遠方を見物している。
動くものを目で追っている。
たとえば、通学途中の中学生とか、公園の横を走るバイクとか。
それらを目で追って、何を思っているのか。

犬の反射神経と、それに伴う脳の働き・・・・・・。
犬は休んでいても、機能は動いている。
鼻も、ヒクヒクさせている。
周囲の情報収集も忘れていない。

そうすることで、周囲にとけこもうとしているのか。
自身は、もう周囲と一体になっていると思っているのか。
そういう心境を楽しんでいるのか。

何かを見ている。
リリーはここを離れようとしない。
そういえば、ここはいつも立ち止まる位置である。
いつもここに座り込む。
そうして周囲を眺める。
そのことの意味は、リリーにしかわからない。

飼主の思いもつかない深い思索。
その深い思索は、犬でなければわからない。
飼主は犬にはなれない。

犬はわかっているのだ。
何かを、あるいは何かが・・・・・・。
でもそれを、ヒトに伝える術がない。

動くものを見ている。

そろえた前足がかわいい。

何を考えているのか。

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