2012/04/27

ため息をつく犬

一瞬、期待に目が輝く。
私が着替えをして、玄関のあたりをウロウロしていると、リリーが目を輝かせて注目します。

「ひょっとして、散歩?」

「それとも、山へ行くの?」

カバンを手にして、靴を履くと、リリーの目はとたんに虚ろになる。

「なんだ、仕事か」

それからソファーの上で、だんだん眠りの世界に入り込んでいくのです。
リリーは家の中にいるときは、ほとんど眠っている。
起き上がるのは、オシッコをする時と、水を飲む時と、眠りの場所を変える時ぐらい。

奥の寝室で寝たり、居間で寝たり、玄関のタイルの上で寝たり。

場所を移動して座り込む時、リリーは「フーッ」と大きなため息をついたりする。

犬のため息って何のサインなのでしょう。

ネットで調べてみたら、次のような見解がありました。

犬が、目をなかば閉じてため息をつくのであれば満足してる。
目を大きく開けてつくため息の場合は、犬が失望している。

ということらしいです。

そういえばヒトも、入浴中にため息をついて、体の力を抜くときがあります。
たいていは気が楽になって、良い気持ちになります。
そういうときは、目をつぶっている時が多いですね。

また、つまらないときヒトは、つまらなさをアピールするためにわざとため息・嘆息をついたりします。

長くヒトと暮らしてきた犬には、ヒトの気分と通じるところがあるのでしょうか。

私がリリーのため息の様子を見て感じたことは、落胆と満足の入り交じったような状態。

「何もすることが無いのはつまらないけど、居眠りは楽だから良いのだ。」
みたいな感じかな。

失望と睡魔。

あなたは、だんだん眠くなる。やること無いから眠ります。