躊躇する犬。 |
上の写真は、先日スキーハイキングに行ったときのもの。
山の、護岸した沢に簡易な橋が架かっています。
山の、護岸した沢に簡易な橋が架かっています。
岸から沢にかけて、雪が雪庇(せっぴ)状に盛り上がっている状態です。
私は、リリーが下りやすいように、橋の上の雪を携行スコップで崩してやりましたが、リリーは下りることが出来ません。
熊もそうだと聞きました。
猫はそうでも無いらしいです。
ヒトの登山のときも、登りよりも下山時の方が事故が多いらしいです。
疲労とかの原因も重なるのでしょうが、動物全般、坂を下りるのは登るよりも難しいのではないかと思います。
ヒトが四つん這いになって、階段を上がるのは容易ですが、四つん這いで頭を先にして階段を下りるのは恐怖に感じることでしょう。
犬も同様だと思います。
犬は上半身の方が重いので、なおさら坂を下りるのが難しいのです。
こちらを見て、うらめしそうに鳴いている犬。 |
私が沢のこちら側でフキノトウを採っていると、リリーは護岸していない沢の岸の方へ回って、沢の浅瀬を歩いて渡って来ました。
「どんなもんだい。」という顔をしていました。
帰りは、リリーを橋まで導くと、スコップで崩したスロープを難なく登って、無事帰還。
動物としてのリリーの恐怖心が、リリーの安全を守っているのでしょう。