2015/01/05

家で死んだようにゴロ寝していた犬が、雪の中で生き返る

退屈のあまりゴロ寝してしまう犬。
家の中で、退屈そうにダラダラしていたリリーが、とうとうゴロ寝してしまった。
腕を折り曲げて、死んだようにじっとしている。
そっと顔をのぞき込むと、目玉がキョロキョロ。
何もすることが無くて横になったのか。
退屈が高じて、ふてくされゴロ寝しているのか。

ゴロ寝しているものの眠ってはいない。
ゴロ寝しながら、ヒトの動きを目で追っているのは、どういう訳か。

ためしに、玄関のドアを開けたら、いつの間にかリリーが背後にピッタリはりついている。
クリクリとした目玉が、外へ連れてってと哀願目線。

夕方の散歩にはまだ早い。
こっちは、仕事で少々忙しい。
そこで、外に出して、玄関の前の適当な場所につなぐ。
あれ?という表情でキョトンとしていたが、やがて嬉し顔。
やっと、横顔美人犬にもどった。
外へ連れ出すと、キョトンとしてあたりをキョロキョロ。
白くて冷たい雪が、凛とした美人犬をつくる。
やっぱりリリーは雪国犬。
雪の中がよく似合う。
雪に囲まれて、笑顔を振りまいているリリーは、ヒトの気分を和ませる。

家で死んだようにゴロ寝していた犬が、雪の中で生き返る。
ワンちゃんが元気になるためには、雪の力が必要だね。
それが雪国犬の特権さ。
やがて、生き返ったような笑顔。