散歩の頃はかんかん照りに。 |
観天望気(かんてんぼうき)にある「夏の朝曇り」だった。
時間が経つに連れて、空は晴れ渡り、気温は上昇。
リリーが恨めしそうに、私を見ている。
例によって、日陰伝いで公園へ。
夏の日の犬の散歩は、忍法日陰伝い。
公園の木陰はまだ涼しい。
さわやかな風があって、快適だ。
涼しい場所にリリーをつないで休ませていると、リリーは泥上げした公園の池を見下ろしている。
池では、池底の掃除の後の水の注入が太いパイプから行われている。
通常の水位に到達するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
そう思ってか、公園の担当者の姿は見えない。
通常の水位に到達するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
そう思ってか、公園の担当者の姿は見えない。
あのカルガモの姿を探しているのか、リリーはじっと池を見つめている。
池の向こうの日向になっている所では、夏の太陽の照り返しがギラギラ光っている。
やはり、来たか。
夏の朝曇りだね。
観天望気も当たるものだ。
私とリリーは、忍法日陰伝いで帰途についた。