2012/06/10

山でダニに取り付かれた犬

出発の時は、まだ白っぽかったリリー。

今日は、犬を連れて近くの里山へハイキング。

以前、山菜を採りに入った谷へ行ってみた。

たぶん、谷底の湿ったところにはマダニがたくさんいるはず。

どうせ、リリーは泥だらけになるだろうから、家に戻ったら丸洗いしなければならない。

そのとき、リリーに取り付いたマダニを取り除いてやれば良い、ということで犬と一緒に谷底目指して進んだ。
犬は、久しぶりに踏んだ腐葉土の柔らかい感覚に、楽しそうだ。

リリーは、どんどん先に行きそうになるので、私たちは木の陰に隠れて、リリーが私たちの元へ戻ってくるのを待つ。
そういうトレーニングを繰り返した。
山にいようが、海にいようが、同行者のそばを離れてはいけないことを教えるトレーニングだ。

この頃は、根気よくこのトレーニングを繰り返しているせいか、山で勝手に私たちのそばを離れて遠くへ行く事が少なくなった。

谷底で、私たちがミズ(ウワバミソウ)を採っている間、リリーは草むらに潜って遊んでいる。
沢の水に入ったり、泥の上を歩き回ったりで、すっかり泥だらけになった。

家へもどってから、風呂場でシャンプー丸洗い。
その後、犬小屋でドライヤー乾燥。

風呂場でのシャンプーとシャワーでの丸洗いは、30分程度で済んだが、リリーの長毛のドライヤーかけ全面乾燥には2時間ちょっとかかった。

風呂場でシャワーをかけてシャンプーの泡を洗い流しているとき、マダニを2匹見つけてつぶした。
犬小屋で、ドライヤーをかけているとき、マダニを3匹つぶした。

リリーの毛をすっかり乾かして、犬小屋につないで休ませながら、ときどきダニをチェックしていたら、2時間ほどで7匹発見。

見つけたマダニは全て、体毛の表面をリリーの顔目指して移動中のもの。
まだ食われる前に発見・駆除できて幸いだった。

覚悟はしていたものの、こうもたくさんに取り付かれるとは驚きだ。
この分では、リリーの長毛の奥に潜んでいるダニがまだいるかもしれない。

ダニに対する対策は、無い事も無いのだが試行錯誤中ゆえ、次回に。

谷底への道を辿る。
谷底のミズバショウの横を歩く。
谷底の小さな沢に足を入れる。
帰る頃には、泥で汚れて黒っぽくなったリリー。

Related Posts:

  • 春の高原のお嬢様 すっかり雪が消えてしまったお気に入りの高原をお散歩。 花がきれいなので、リリーもおしとやかな感じ。 小股でお嬢様歩きしてます。 山桜をバックに、はいポーズ。 夕日に映えたリリーは、ええとこのお嬢様。 ええとこのお嬢様は、楽しい時や楽しい場所を純粋に喜び、それが長く続かないことを純粋にふてくされる。 与えられたものの中から、自分の気に入ったモノを選ぶ、食事でもおもちゃでも。 それがリリーに与えられたわずかな「自由」 … Read More
  • 犬の嬉しい顔 残雪の山を走る嬉しい顔。 犬はどんなときに嬉しい顔をするのだろう。 ご飯やおやつを食べている時か。 それは、犬それぞれによって様々だ。 どろんこ遊びが最高!というワンちゃんもいるかも知れない。 「リリーは?」と言うと、野山を駆け回っている時が一番楽しそうだ。 その時が最高の嬉しい顔に見える。 リリー自身が、自然のなかでの躍動感を楽しんでいるから嬉しいのだろう。 それがリリーの個性になっている。 … Read More
  • 残雪の山で嬉しい顔の犬 雪山を歩けて嬉しい顔。 日曜の午後、退屈顔の犬を連れて、残雪の山へ。 クルマから降りたとたん、雪の上を走り回るリリー。 終止、嬉しい顔だ。 犬の幸福感がヒトにも伝わってくるはしゃぎっぷり。 家の中での退屈顔とは別犬。 犬には、贅沢な暮らしよりも、いい遊びが必要なのだ。 おやつ盛りだくさんの暮らしより、犬の生命力が躍動するような遊び。 ヒトが犬にしてやれる、犬を幸せにする方法。 そのひとつは、犬が喜ぶ場所で、犬と一緒に遊ぶこと… Read More
  • 疲れた犬の顔 こんなに疲れた顔の犬を、かつて見た事がない。 今日はハードな一日だったので、リリーはすっかり疲れてしまったらしい。 山から下りて、駐車場のクルマに乗っても、むすっとしている。 よっぽど疲れたのだ。 犬はヒトよりも弱い動物なんだ。 ヒト並みに山を歩き回ったら、疲れてしまうだろ。 おまけに昼寝も満足に出来なかったし・・・。 いくら山が好きな犬だって、行動には限度ってものがあるんだよ。 リリーの不平が、クルマの中から聞こえてき… Read More
  • 雪融けの川岸で遊ぶ犬 雪原を走る犬。  リリーにとっては、久しぶりの遠出。 下湯ダムの下の川岸で遊んだ。 両側を山に挟まれた広い谷間。 川岸も広い。 ちょっとした雪原になっている。 山へ来るとリリーの顔つきが変わる。 目が輝き、生き生きとした顔になる。 そして、始終うれしそうに走り回る。 犬本来の世界を取り戻したようなリリーの様子。 こうでなくちゃいけない、とヒトは思う。 こうでなくちゃね、と犬は走る。 ヒトはヒトらしく活動して… Read More