2012/06/26

犬に鰹節(削り節)

一心にご飯を食べるリリー。
家の者が料理の最中に、鰹節(削り節)を少し台所の床に落とした。
それを見ていたリリーが、のそりと起き上がり、床に落ちた鰹節をペロペロ舐めながら食べている。

「猫に鰹節」という話はよく聞くが、犬も鰹節が好きらしい。

もっとも。「猫に鰹節」と言っても、食べ過ぎは猫の身体に良くないようだ。
ヒトが食べる鰹節は、猫にとっては塩分が強すぎて良くないとのこと。
また、鰹節に含まれているカルシウムやマグネシウムのおかげで、尿の中に結石が出来やすくなり、尿石症の原因にもなるとか。

これらは犬にとっても同様であるらしい。
そういえば生物の分類上、犬は、ネコ目イヌ科イヌ属になるのだそうで、ウマ目とかウシ目よりはネコに近い動物であるようだ。

リリーはドックフードの好き嫌いが激しい。
知り合いから、ドックフードをたくさんもらったのだが、食べない。
食べてくれたら経済的に助かるので、少量ずつ、今食べているドックフードに混ぜて食べてもらっているが、リリーは選り分けて食べていたりする。
もらったドックフードの方が、今好んで食べているドックフードよりも高額なのに。

その「高額なドックフード」に削り節をふりかけてみたら、リリーはカリカリと美味しそうな音をたてて食べた。
「高額なドックフード」は、リリーにとって、ひと味足りなかったのかも知れない。

そこで、週に一回ぐらいのペースで、「高額なドックフード」に鰹節(削り節)を少量ふりかけて食べてもらうことにした。
少量なら、「犬に鰹節」も犬の害にはならないだろう。

何事も、与え過ぎは良くない。
犬にとっては、食べ過ぎは良くない。
しかし犬は、そんなことはお構いなし。
目の前にあれば、食べ尽くしてしまう。
その辺が、「犬に鰹節」の危険なところ。