2012/06/08

犬の散歩と都市公園

草の刈られた公園を歩く。
近所の公園のひとつが、きれいに草が刈られていました。
まだ真新しい草の切り口からは、草の匂いが立ち上がっています。
近所には、リリーが散歩に訪れる公園が6カ所あります。
まだ草ぼうぼうの公園あり、最近きれいに散髪された公園ありで様々です。
ところで、最近ネットで知った事に次のようなものがあります。

「人と犬が共存できる公園づくりを目標に、弘前市内の都市公園のうち2ヵ所をモデル公園として、社会実験を実施します。」
なのだそうです。
その「社会実験」の内容の概略は、弘前市にある「長四郎公園(城東北2丁目)」と「三岳公園(北園1丁目)」においては、決められたコースのみ、犬を散歩させて良いというものです。
期間が今年の5月21日(月)から10月31日(水)までとなっています。

「えっ、弘前市の公園では犬の散歩禁止なのか?」と思い、調べてみました。
ちなみに、リリーが暮らしている青森市の都市公園では、「犬の散歩禁止」というところは無いようです。

調べてみると、弘前市では市管理338公園全てで犬の散歩が禁止されているということです。
市管理の公園では、ふん・尿による衛生上の問題や、吠えられるなどトラブルを招く懸念があることを理由に犬の散歩を禁じているとか。

確かに、犬の嫌いな人も利用する公園なのだから、そういう人にとっては、犬のいない公園の方が憩えますね。

公園の設立目的のひとつは、地域住民の憩いの場づくりであって、犬の憩いの場づくりでは無いのです。
あくまで、人間のための都市公園なのです。
ですから、犬の嫌いな人や苦手な人だって、不安や恐怖に悩まされることなく、のびのびと公園を利用する権利があるはずです。

犬ごときに市民の生活の権利を脅かされてはならないのです。
だいいち、犬って税金払って無いじゃん。
住民票も無いから、市民でも無いじゃん。

犬が自由に出入りできる近所の公園を、堂々と散歩させてもらっているリリーは幸せ者ですね。
土の上を歩ける幸運に感謝しながら一歩一歩歩かなければなりません。

弘前市では、市民の総意が、公園への犬の出入りを禁止しているのです。
青森市の市民の総意は、そうでは無いようです。

犬の飼い主がマナーさえ守ってくれれば公園への犬の出入りを許す、と青森市では、犬の苦手な人が譲歩してくれているのでしょう。
弘前市では、「公の園」の公の中に犬は入っていないのでしょう。
青森市では、公の中に、犬もカラスも鳩もカルガモも入っています。

ありがとうございます。
今後、よりいっそう、犬の飼い主としてのマナー遵守につとめる所存です。
青森市民の皆様に、犬に成り代わりまして、お礼申し上げます。

草ぼうぼうの公園もある。
草ぼうぼうの細長い公園。