2012/05/14

犬の寝言

夜の眠りに入ったリリー。


犬も眠っている時は、ヒトの様な様々な「動き」をします。

リリーの場合、一番多いのが寝言(うわ言)。

「ウウッフゴフガフゴウウッワウワウオン・・・・・」

普段の吠え声(なき声)よりはヒトに近い声の出し方です。

夢でも見ているような感じの寝言です。

犬が夢を見ても、犬はそれを夢だと認識するのでしょうか。

犬が、夢を見るのかどうかの研究があるかどうか知りませんが・・・。

あるとしたら、動物の脳の研究になるのでしょうが・・・・。

犬自身の記憶を確認出来る何かの手段があれば、犬の夢について明らかになると思います。

犬が寝言を言ったり、眠りながら唸ったりするのは、普段(平均的な睡眠状態)の犬の眠りには無い状態ですから、なんらかの脳の働きの影響であると考えることは可能だと思います。

犬の夢と言っても、ヒトの睡眠時の夢と同様のものであるかどうかは疑問です。
ヒトの夢は映像や音声を伴いますが、例えば「痛み」などのその他の感覚については曖昧です。
犬の場合は、どんなものなのか、まったく不明。

でも、犬の寝言には、なんらかの原因があるはずです。
眠っていない時の犬の行動と寝言の関係を、気長に観察すれば、ある程度は見当がつくかも知れませんが、そうそう犬の生活にかまっていられないのがヒトの暮らしです。

そもそも、ヒトの夢についても多くは解明されていないのが現状のようですから、犬の夢のことなど、遠い夢です。

リリーの寝言の意味は、リリーにしか解りません。
リリーが寝言を言う事によって、ストレス解消になっているのなら、犬の寝言は犬の生活にとって欠かせない「働き」かも知れません。

眠りは精神活動をリセットすると言われています。
眠っていても、リセットできない犬の精神活動が犬の寝言を発生させるのでしょう。
その内容は、大きな不満であるのか、大きな喜びであるのか・・・・?

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