2012/05/06

犬のハイキングの課題

久しぶりの山に嬉しそうなリリー。
連休最終日は、久しぶりの残雪ハイキング。

朝方、空は晴れていたものの、だんだんお天気は下り坂の様相です。

例によって、スキーヤーや登山者の来ない場所を選んでコース設定。

リードを外された犬は、山へ入ると、どんどん先の方へ進んで、辺りをウロウロ嗅ぎ回っています。

残雪の上に残った小動物の匂いが気になるのでしょう。
犬連れのハイキングでは、犬はヒトにピッタリ沿って進むのが理想だと私は思っています。

犬が山の自然(植生や動物)を荒らさないために、ヒト(同伴者)の指示がスムーズに伝わるポジションを犬に保たせるべきです。
他のスキーヤーや登山者と犬との接触トラブルを避けるために、ヒト(同伴者)がすぐに犬を制動出来る体勢が保たれていなければなりません。

上記二つのことが、犬連れハイキングで最も重要なことだと思います。
もちろん、糞の後始末は、山でも街でも大前提です。

犬がどんどん先の方へ行きすぎる場合、私達は立ち止まって木の陰に隠れたりして犬がもどってくるのを待ちます。
また、犬が先に進んでいる方向とは別の方向へと私達が進んで、犬がもどって私達の後ろを付いてくるの待ちます。

上記のようなことを根気よく繰り返して、犬が山での行動を学習できるように工夫しましたが、今日はあまり成果が望めませんでした。

リリーを山へ連れてくる度に、このトレーニングは繰り返さなければならないでしょう。
それが、犬のハイキングの課題であると思います。


勝手にどんどん進んでしまう犬。

自由に歩き回る楽しさ。


山は、昼近くになって雨が降り出し、雷が轟き。
私達は休憩ポイントのタープをたたんで、飲み物をリュックに突っ込み急いで退散。
雨脚が強くなる中での下山では、リリーはぴったりと私達の後ろに付いて歩いていました。
雷鳴が恐かったのでしょう。

無事駐車場へ帰り着きましたが、まだ時間が早かったので、下の高原で山桜見物。
下の高原は雨雲もなく、穏やかな薄曇りでした。
のどかな高原では、リリーは、残雪の山にいるときとは違ってのんびりとした顔つきに変わっていました。
山桜と犬。