2012/05/31

犬小屋に初夏がやってきた

ガムを噛むリリー。
朝の散歩の後は、サラミ巻きガムを食べるのがリリーの日課です。

この頃のリリーは、早寝早起きのいい子になっている。

陽気がだんだん暑くなってきているので、犬は夏に向けて体力を維持しようとでも思っているのだろうか。

リリーは体重が重いので、足音も大きい。
リリーが朝早く目を覚ますと、家の者は、リリーの足音で目を覚ますのです。

ヒトも、体力の消耗が激しい夏に向けて早寝早起きをしなければならない。
サラミ巻きガムを噛み終わったら、後は休むだけのリリーです。
風通しの良い場所で、コンクリートブロックに顎をのせて、休んでいます。
こういう「お休みモード」の姿勢をとることが多くなりました。

「お休みモード」のときの顔の表情は、いつものように、目の辺りが物思いに耽っているような感じです。
遠くを眺めているような、虚ろな目ですね。

リリーの目ほど、諦観に満ちた目を見たことがありません。
諦観と言うほど、あきらめ悟っているわりには、リリーは超然としていませんが・・・。

いよいよ、犬小屋に初夏がやってきたのです。
リリーの苦手な盛夏に比べたら、まだ、ほんの序の口。

苦手な夏ではあるけれど、犬は楽しく生きていかなければいけない。
山歩きに、水泳に、アイスクリームに、スイカに・・・・・。
と文字をならべても、犬は思念の中では生きていけません。

木陰の多い山とか、きれいな水の流れる川とか、現実にその場にいないと、リリーの目は輝きません。

お休みモード。
いつもの、物思いに耽っている表情。