2012/05/15

犬の夏には、ダニの愁

草好きな犬
「あざみの歌」に「山には山の愁あり・・・・・」という有名な歌詞があります。

山自身が抱えている愁もたくさんありますが、山に存在する愁も盛りだくさんです。

山好きな犬の場合は、「ダニ」の愁です。

ご覧の通り、リリーは草好き、野好き、山好きです。

山や野で楽しく遊ぶのは良いのですが、その楽しさの代償のようにダニを寄生させて帰るのです。
これから夏にかけて、ダニ(マダニ)が大量に発生します。
リリーのような長毛犬はダニの餌場になってしまいます。

顔に登って来るダニならまだ分かりやすいのですが、体の皮膚に貼り付いたダニは発見が極めて困難。
リリーは、夜は家の中で過ごしますから、野山のマダニが家の中に侵入する危険性は充分あります。

犬の生活の愁は、ヒトの暮らしの愁に繋がります。
ダニは様々な病原菌も媒介するそうですから、愁は尽きません。

「ダニの夏」を前にして、その対策は・・・・。

山では衣類で身を被って肌を出さないこと。
山の帰りには、温泉に入って肌を洗い、着替えをして家に入ること。
など、ヒトの場合は上記のような対策がありますが、犬の場合はどうでしょう・・・。

「フロントライン」という薬剤もあるようですが、ダニの種類によっては効かない場合もあると、ネットに書かれていました。
それに、薬剤は副作用が心配ですから避けたいと思っています。

今のところ、犬のダニ対策としては、下記のようなことしか思いつきません。
山から帰ったら、犬の体を風呂場で丸洗い。
ダニは乾燥状態に弱いそうですので、丸洗い後ドライヤーで丁寧に乾かし、ブラッシングを丁寧にする。
普段の散歩で草むらに入ることもありますから、毎日、犬の体のダニのチェックを欠かさない。

血を吸ってしまって大きくなったダニは見つけやすいのですが、それは、見つかったときは手遅れということ。
目につきにくい、小さな幼虫は厄介です。

などと書いている間に、卯の花が垣根に匂い、時鳥(ホトトギス)が忍び音もらし、夏はきぬ。

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