2012/05/12

雨の朝の犬の散歩

雨に打たれながら、芝生の上で一休み。
犬は、雨降りの日でも、散歩が大好きです。

ヒトが面倒がってグズグズしていると、散歩を催促します。

バケツをひっくり返したような、よほどの大雨で無い限り、散歩は犬にとって楽しい事なのです。

その楽しみのためなら、犬は少々の雨など気にしません。

犬は、自身にとって何が大切であるかを知っています。
散歩は、犬の生活の中で重要な行事です。
天気を選んでいたら、犬の生活は狭くて窮屈なものになってしまいます。
限定された生活からくるストレスが、身を滅ぼすということに敏感であるような気がします。

犬は自然を受け入れる生き物だと思います。
自然のあるがままに生きていく動物です。

ヒトのように、天候に安定を求めません。
ヒトはヒトの都合で、自然に対して安定を希求しますが、犬はヒトほどに気候の安定に固執しないようです。

雨が降れば雨が降ったなりに、雪が降れば雪が降ったなりに暮らしていけばいいさ、とでも言いたげです。

自然の作用による環境のいろいろな変化を楽しんでいるようです。
犬の興味や好奇心はその変化に向けられているのかも知れません。
その興味や好奇心を塞いでしまったら、犬の生きる意欲が減退するように思います。
リリーの身に危険が及ばない限り、自然現象は犬の遊びの対象なのです。

犬は、ヒトのように好天だ悪天だと騒ぎません。
毛皮のように、自然をまとって生きているのです。

こうまで書くと、ちょっと大げさでしょうか。
リリーは、そこまで野性的では無いでしょう。
でも、多くの犬は、ヒトよりは野性的です。

犬の生活と自然との関わりに対して、ヒトよりも強い好奇心を持っているように思います。

雨の朝でも、散歩はリリーの好奇心の散歩なのです。
犬の好奇心が、犬の「生きる意志」を導いているようです。
放っておいたら、リリーは好奇心に引かれて、どこまでも歩き続けることでしょう。

しかし、ヒト社会と犬との共同生活を考えたら、犬の好奇心を無制限に解放することは、ヒトと犬とのトラブルの原因になります。

犬の好奇心をヒトとの友好関係に導くのが、犬を飼うというヒトの仕事なのだと思います。
そういう意味では、雨の朝の犬の散歩をヒトが楽しむのも大切な仕事です。

どこへ行こうか。

雨降りの日は小屋の中でゆったりと。

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