2012/05/28

縦に長いものを怖がる犬?

道路寄りで寝ている。
朝の散歩が終わってしばらくすると、リリーが道路寄りで寝ている。

今日は、まだ向かいの住宅建築の工事が始まっていないので、のんびりとくつろいでいるのだ。

時々、風で運ばれてくるような話し声や小さな 物音が道路の向こうから聞こえてくると、頭を上げて様子をうかがったりしている。

また建築現場の重機が動き出すと、怖がって、家の壁にぴったり寄り添って吠えるのだろう。

これは本当かどうか知らないが、オオカミは縦に長いものを怖がると聞いたことがある。
もしこれが本当なら、犬もそうなのだろう。

本当にそうかも知れない。

向かいの工事現場で、一番リリーが怖がっているのが、ユニックのクレーンのようであるからだ。
ユニック車のクレーンのアームが垂直に持ち上がって、左右に動く様はリリーにとっては、ちょっとした恐怖なのだ。

もし、目前でクレーンがググッと直立したら、リリーは震え出すかも知れない。

何かの物音に頭をあげる。
何だ?
リリーが道路寄りに寝ているということは、道路側に興味を持っているということなのだろう。
朝は、通勤する多くの通行人が家の前を通る。
その中には、「可愛いね」と言って、リリーを撫でていく人もいるからだ。

「縦に長いもの」が動き出すまでの、リリーのしばしの安息だ。


工事はまだ始まらない。今日は休みかな。
誰か来ないかな。