2012/05/24

犬と地震

眠りこける犬。
今日の深夜午前0時2分ごろ地震があった。

私が感じた揺れは、最近(ここ4〜5ヶ月間)の地震のなかでは大きいものであったように思う。

新聞報道によると震度3以上の地域は次の通り。
 ■震度5強:青森県三八上北
 ■震度5弱:青森県下北
 ■震度4:渡島地方東部、青森県津軽北部、岩手県内陸北部

さて、そのときのリリーはと言うと、何の反応も無しに眠りこけていたらしい。
家の者が驚いて起き上がったので、犬は、その騒ぎに驚いて目を覚ましたようだ。
家の者が、地震の揺れ具合をうかがって玄関のそばで待機していると、リリーは、玄関のタイルの上に移動して来て、きょとんとした目つきで私達を見上げている。

世の中には、地震を予知をしてくれる奇特な犬もいるらしいのに。
また、地震の揺れを怖がって、震えておびえる犬もいるらしい。

リリーは、いつも通りの無表情。
何か異変が起きているな、と感じている様子はまったく無い。

そういえばリリーは、近所で火事騒ぎがあった時も、眠りこけていた。
消防自動車がサイレンけたたましくやって来ても、吠えるでも無い。

雷鳴におびえる犬もいるというが、雷のときもリリーは平然としている。
リリーは小心で臆病な犬なのだが、いまのところ自然現象にはまったく無頓着だ。

ただ、金属と金属の衝突音や金属質な音には敏感で、小さな音にも飛び退いて驚いている。
近所でクルマの衝突する交通事故があった時は、ビクビクして不安そうにしばらく吠えていた。

「金属音=破壊者接近=身の危険」というイメージのつながりは、リリーの脳にはあるようだ。
それ以外の、災害に対する警戒心は無いように見える。

ヒトは「動物の本能」というものに過度に期待し過ぎているのかも知れない。
ヒトの持っている能力とは桁違いの、野生の本能で身を守っているのが動物であると。
まあ、そういう犬もいるかもしれないが、リリーはどうだろうね。

今のところ、地震と火災に対しては鈍感な犬なんじゃないかと思っている次第だ。

いつでもどこでも眠れます。
地震なんか知らない。