2012/05/25

犬の顔の表情や仕草で、犬の気持ちを判別する試み

楽しい時は去った、という気持ち。

朝の散歩から帰って、リリーを犬小屋のクサリにつないだら、ごらんのようなポーズ。
人間の子どもなら、背を丸めてふさぎ込んでいるような感じだ。
楽しい気分でいるという風には、決して見えない。
背を丸めているのは、何かの不安から身を守ろうとしているように見えるが、じっと様子をうかがっているようにも見える。
次の展開を探っているような感じだ。

不安と期待の入り交じったような表情と態度。

興奮しやすい犬だが、待機している時は、意外と静かなのだ。
犬の判断力は、いつも、まっさらな状態から始まるように思う。
いつもゼロからスタートするような感じだ。

毎日の習慣は習慣として、頭の片隅に置いてあるが、それは、どう変わるか解らない。
だから写真の顔は、これから先のことは不明だという表情なのではないか。

瞬時に対応が必要な時、犬は、立ち上がっているにせよ伏せているにせよ体の軸線を真っすぐに保っている。

体を丸めているのは、ひょっとしたら何かあるかも知れないが、無かったらこのまま寝てしまおうという体勢かも知れない。

あたりに緊急な気配は感じられないから、緊張するよりはちょっとリラックスした状態で、様子を見ようとしているのだ。

犬は徐々にリラックな体勢に移行しようとしている。
丸まった姿勢から、徐々に手足を投げ出して、安心安全の領域へ辿り着こうとしているのだ。


ムスッとした写真の顔は、不平不満の表れでは無いだろう。
リリーは、静かに気を落ち着けて、心の平安を招こうとしているのだと思う。

気持ちを平安にしようとしている。
そんな状態から、しばらくして、下の写真のように変わった。
リリーのリラックスがだいぶ進んでいる様子である。

リラックス状態だよ。