2012/05/29

平穏を取り戻した犬小屋周辺

ユニック車のいなくなった建築現場を眺めるリリー。
昨夜の夕方、この街は、激しい雨と大きな雷鳴に襲われました。
空を切り裂くような稲光りと轟音の雷鳴に、ヒトは怖い思いをしたのでした。
一方リリーは、いつものように平然としていたようです。
雷鳴の大音響にも、別段反応を示さなかったと家の者が言ってました。
近所の知り合いのワンちゃんは、雷の音にも打ち上げ花火の音にも怯えて、シッポを丸めて震えるそうです。
リリーは、表情も変えずに平気なようでしたから、犬種の違いなのでしょう。
ところで、家の前の住宅建築の工事現場は、上棟式も終わり、屋根が掛かったのでユニック車がいなくなりました。
大工さんのカナヅチの音や、インパクトドライバーの音、電動丸鋸の音はしていますが、リリーはこれらに向かって吠えません。
リリーにとっては、普段の生活音のようなものなのでしょう。

「縦に長い物」であるユニック車の青いクレーン以外に怖いものは無いみたいです。
「縦に長い物」が怖いといっても、電柱や公園の背の高い樹木が怖い訳ではありません。
リリーにとって不自然な動きをする「縦に長い物」が怖いのです。

電柱と公園の背の高い樹木とクレーンの三つの中で、怖いものをあげよと質問されたら、私はクレーンと答えるでしょう。
このような質問では、多くの人が、クレーンが怖いと答えるような気がします。

ですから、なんとなくリリーの気持ちが解ります。
リリーがほっと安堵して、それを見る家の者もほっと安堵しています。

向かいの建築現場は、今月の20日ぐらいから木材の搬入がありました。
24日から柱立てが始まり、昨日が上棟式でしたから、一週間ぐらい、リリーは青いクレーンの不気味な動きにに怯えていた訳です。

それもいなくなり、今日はこうして、生活環境に平穏を取り戻した犬小屋周辺で、リリーは久しぶりにリラックスしているようです。
安穏な日々に、リラックス座りしています。

へ、へ、へ、平穏な犬の生活だねぇ。
平和って美しい。
安穏な日々が訪れますわ。